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04.10.Thu

はじまりの日

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この日は、私たちにとって大切な日になりました。
森の学校さんにあった、ようびのショールームの解体に行ってきました。
ものすごく寂しくてちょっと悔しくて、最初どうしても笑顔が硬いのはご勘弁を。
壁を立ててくれたのは、村の大工さん。
実際にこの学校で学ばれた方で、私たちを応援してくれて・・・。
一部の床や什器に使ったのは、飛騨高山の古民家の古材。
困ったら売ったらいいと、前職の大工さんが持たせてくれたもの。
埃まみれで、当時乗っていたCRVに積んで、お盆休みに運びました。大島との遠距離時代。
まだ、なべちゃんもいない、大島だけの頃で、お盆休みなんて当然なくて、
私が遊びに来たのはいいけど、工房の事務所の床掃除して、古材を炎天下洗って、、、
今思うと、本当に懐かしい。お金ない、仲間いない、何もない
その頃に、手がけたところなんです。
今のメンバーに見てもらえてよかった。

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後ろの壁は、今と変わらず願いを込めた黄色。
塗り土を買えなくて、安い白ペンキに黄色のペイントを混ぜて。
雰囲気を出したくて、木屑をもみこんで入れたんです。
そのときは山口晶くんがインターンシップで来て手伝ってくれていたの。
一緒にオリジナルの本を作ったりもして、本当に心強かった。
汚れていた腰壁や造り付けの棚を塗ってくれたのは、
当時、森林アカデミーの学生だった遠藤君、堤君、臼井君。
見学に来るって言ったのが運の尽き(笑)手伝って行って貰いました。
でもでも、おかげさまで今でも交流があって。
あぁ、カラーペンダントコードライトは、この場所のために作った商品だな。
今でも人気で、つくってよかったーって思う。
パネルを飾るために、撮影に協力してもらったり。。。
できてからも、森の学校の歴代の担当の方が、見守ってくださったおかげで
あり続けた場所でした。
本当に本当にありがとうございました。

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懐かしい字も出てきました。
2年間、隠れてたのかな。
二年でようびを取り巻く環境はずいぶん変わったな、と痛感しました。
必死で必死でやってきて、今、村で新しく取り組みを始めている人たちのほとんどは、
ようびのこの頃を知らない。たくさんの人が入れ替わったなぁと。
大島が、たった一人で始めて、必死で生きてきた数年のことを知らない。
だから、ものすごくうまく行ったり、楽をしているように見えるんだろうな。
この字をみて、そんな訳ないじゃん!って叫んじゃった。
でも、ずっと見守ってくれる人も居るし、ずっと一緒に走ってくれる仲間もいる。

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ご存知の方も多いかと思いますが、ようびは人数と、給与の上限が決まっています。
地方で夢を語るには、実力が必要。だからそれまでは、成長を続ける。
ここにはまだまだ至っていません。
人を雇わず、夫婦で生きていく選択もあったけど、
仲間と一緒に生きていく選択をしたのは、
語る夢を本当に実現したかったからです。
そして、人数を制限しようと決めているのは、
「お金」に振り回されて、夢を忘れてしまわないため。
最後、みんなで雑巾かけて、目地も掃除させていただきました。
村の人が大事に大事にしてきた場所を、お借りしていたから。

最初は硬かった表情も、
こうやって、応援してくれた人たちを思い出して、
一緒にいる仲間の頼もしさを感じて、最後はみんないい笑顔になれました。
西粟倉村の皆さん、森の学校の皆さん、応援してくれたみんな、本当にありがとうございました。
笑顔多く、最後まできっちりようびらしく仕事できて良かったです。

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ハイエースに積みきれなかった棚は、みんなで運びました。
だんじりのテンションで、そうりゃそうりゃ言ったんですけど、みんなの反応はいまいち(笑)
でも、なんだかすごく楽しくなってきたのです。

あぁ、いよいよ、はじまる。
そう思いました。
私たちの新しい夢が始まるんです。
これからしばらく、ようびの家具を見ていただける場所が
狭くなってしまうのですが、新作もたくさん用意できました!
応援して下さる皆さんが帰って来れる場所を作ること。
それをショールームと言ってしまうのは何だかちょっと違うのですけれど、
皆さんの田舎を作ること、これがこれからのようびの夢です。
解体から戻ってきたのは三時。
そこからご飯を食べて、少し村内を散歩に行きました。
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あぁ、西粟倉は本当に美しい。大好き。
私たちは、ここで生きていくんだ。そう再確認しました。

工房に戻ってから、もって帰ってきた棚を設置したり、
みんなで工房を作り始めました。
たったの3時間で、驚くほど進んだ。
ようびの底力を、再度感じることができて、
この仲間がいれば、なんだってやれるって思った。

そして、自分たちの、みんなの西粟倉が、やっぱり世界一のむらで有り続けるように、
日々を過ごしていきたいと思っています。
もうすでに、素敵なアイデアありすぎて、やばいです。

これからも森の学校さんとの連携は続いていきます。
けれど、今日から森の学校さんと木工房ようびを混同している方は減っていってくださるかなと思う。
改めまして、これまで本当にありがとうございました。
これからの木工房ようびを、改めてどうぞよろしくお願いいたします。

早速ですが、ゴールデンウィークは急ピッチで、山盛りの企画をしております。
近日公開予定ですので、応援、冷やかし、どうぞよろしくお願いします!
コメント
僕はその部屋で蜂に刺されたのを思い出したわ。w
  • tamachangg
  • 2014.04.12 Saturday 14:00
tamachangg あったねーそういうことも。今日も話してたら、いろいろ思い出したー。もう一回、全力疾走してみます。また来てー
  • にゃおこ
  • 2014.04.12 Saturday 20:11
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